原則無料でスキルアップができる求職者職業訓練は、申し込みから受講までの流れがとてもわかりずらいです。
本記事では、求職者支援訓練の申込みから受講までの流れを丁寧にわかりやすく解説します。
求職者支援訓練とは?
ひとえに「職業訓練」といっても、実は大きく分けて「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」という2種類の職業訓練があります。
公共職業訓練(離職者訓練)は、主に雇用保険(失業保険)を受給している求職者の方が対象です。それに対し、この記事で解説する求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む)を対象としています。
つまり、ブランクのある主婦の方や、バイト経験しかない方などが求職者支援訓練を通して無料(テキスト代等は自己負担)でスキルアップを図ることができます。
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求職者支援訓練とは?メリットや受講方法を丁寧に解説
求職者支援訓練とは、主に雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む)を対象として、就職に必要な技能や知識を習得するために無料(テキスト代等は自己負担)で実施される訓練です。公共職業訓練の ...
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公共職業訓練の受講を考えている方は、以下の記事をご参考ください。
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どこで求職者支援訓練の受講申込みをするの?
求職者支援訓練の受講対象に当てはまる方は、ハローワーク(公共職業安定所)で受講申し込みをします。
どこのハローワークでも良いというわけではありません。原則として本人の住所を管轄しているハローワークで行います。
こちらの全国のハローワークの所在案内から対象のハローワークをお探しください。
求職者支援訓練の受講申込み手順
実際にハローワークで行う求職者支援訓練の受講申込みの手順について説明します。
- 求職申込み・制度説明
- 職業訓練の説明会に参加
- 訓練コースの選択
- 訓練の受講申込み
- 面接や筆記試験を受験
- 選考結果通知
- 受講斡旋を受ける
という流れになっています。それぞれの手順について具体的に説明していきます。
また、職業訓練受講給付金の受給を希望する方向けに、職業訓練給付金に関する手続きについても並行して解説します。
求職申込み・制度説明
まずはハローワークで就職についての条件(希望職種や賃金等)を「求職申込書」に記入し、求職申込みをします。求職申込書の記入例はこちらです。
求職申込みが受理されると「ハローワークカード」を渡されます。このハローワークカードは職業相談や希望求人の紹介の際に使用するのでなくさないようにしましょう。
また受理された求職申込みの有効期間は、原則として受理された日の翌々月の末日までなのでご注意を。例えば1月20日に受理された求職は、翌々月である3月の末日(3月31日)まで有効となります。
ここで求職者支援制度についての説明を受けたり、募集されている職業訓練コースについて相談しましょう。
「なぜ職業訓練を受けたいのか?」「どんな分野の訓練を受けたいのか?」といったことを聞かれるので、あらかじめハローワークのホームページなどで自分の受けたい訓練を決めておくとスムーズに話が進みます。
職業訓練を受講してどのようなスキルを身に着けたいか、最終的にどのような職業で働きたいか等を考えるきっかけになりました。
職業訓練の説明会に参加
説明会では、職業訓練とはどのようなものか、職業訓練を受けるにあたっての心構えなどを説明されます。
この説明会に参加しないと、「職業訓練を受けたい」という本気度が低いと判断されてしまうので必ず参加しましょう。
訓練コースの選択
ハローワークで相談しながら、受講したい訓練を探しましょう。
ハローワークでもおすすめの職業訓練を紹介してもらえますが、最終的にはしっかり自分で調べることがポイントです。
受講したい職業訓練校が決まってくると、その職業訓練校への見学を勧められることがあります。見学するかしないかは本人の自由ですが、参加することで受講意欲を伝えることができるので積極的に参加しましょう。
実際に受講する職業訓練校のホームページを見てみたり、評判を検索して、自分が通いたい!と思ったところに申込むのがおすすめです。
受講申込書の記入と提出
職業訓練機関の指定する受講申込書に必要事項を記入し、ハローワークの窓口に提出します。
履歴書のようなもので、職業訓練を希望した理由や訓練が終わったあとの就職希望先について記入します。
面接や筆記試験を受験
職業訓練によっては、面接や筆記試験があります。パンフレットや公式HPを確認して、しっかり対策をして試験や面接に臨みましょう。
面接では、
「なぜ職業訓練を受講したいと思ったのか?」
「希望する就職先はどんな場所か?」
「パソコンを触ったことがあるか?」
など、勉強に対する姿勢や就職に対する思いを聞かれることが多いです。
選考結果通知
面接や試験の結果は、職業訓練校から書面で届きます。
もし合格していたら、ハローワークで受講斡旋を受けて申し込みの手続きを、もし不合格になってしまったら手順2の訓練コースを探すところからやり直しましょう。
受講斡旋を受ける
合格通知を受け取ったあとは、ハローワークで受講斡旋を受けて申し込み手続きをしましょう。
職業訓練校から合格通知を受け取ったあと、2回ほどハローワークに通う必要があります。
求職者支援訓練の受講までの流れまとめ
本記事では、求職者支援訓練の申込みから受講までの流れを丁寧にわかりやすく解説しました。
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