いざ検索してみると、なかなか情報が出てこない中規模ネットワークに対応する無線LANアクセスポイント。家庭用のネットワークでは物足りない場合、どんなアクセスポイントを候補に上げればよいか中々わからないです。今回は、研究室やオフィスでの利用におすすめな無線LANアクセスポイントをリストアップしてご紹介したいと思います。
いざ検索してみると情報が少ない無線LANアクセスポイント
30人程度がアクセスできる無線LANアクセスポイントを探していました。いざ検索してみると、スペックや機能がわかりにくく、相場観や使用感の情報がなかなか掴めず。。
そこで、今回無線LANアクセスポイントに関して調べてみた結果を、以下の3つを軸にてまとめてみました。
- 中規模無線LANアクセスポイントの価格帯
- 中規模無線LANアクセスポイントのスペックや機能
- 中規模無線LANアクセスポイントの使用感・レビュー
無線LANアクセスポイントとは?
無線LANとは何か簡単に言うと、「Wifiを飛ばしてノートパソコンやスマホでネットに繋げられるもの」です。Wifiという言葉自体はよく耳にしますが、具体的に何を指すものかを知っている人は少ないのではないでしょうか?
LANとは、Local Area Networkの略で、通信回線でデータのやり取りをするネットワークのこと。その中でも、通信のやりとりを無線で行うものを、無線LANといいます。
無線LANアクセスポイントの標準規格「IEEE802.11」に接続できる製品のことを「Wi-Fi」対応した製品といいます。日本では電波法と呼ばれる法律により、無線LANで使える周波数帯が2.4GHzと5.0GHzの2つに定められています。
調べてみました。おすすめの中規模無線無線LANアクセスポイント
玄人向け業務用無線LANアクセスポイント CISCO Aironet 1600シリーズ
CISCOといえば業務用のネットワーク構築のスペシャリストのイメージですが、小・中規模向けにAironet 1600シリーズを販売しています。無線の規格はa/b/g/nに対応しているそうです。
データシートが玄人向けに書かれているため、同時接続可能数や設定GUIがあるかどうかの情報はわかりませんでした。価格ドット.comに商品が掲載されているので、5万〜7万円にて手にいれることが可能です。
企業の業務用向けの製品が多いため、CISCOに関するレビューや情報は手に入りにくいと考えられます。したがって、ネットワークの知識がある人におすすめです。
市販向けではベスト?YAMAHA WLX302シリーズ
YAMAHA WLX302は、2013年3月発売で現在も現役で売られている無線LANアクセスポイントです。
公式ホームページによると、
小規模なオフィスや店舗などに最適な無線LANアクセスポイント
とのこと。a/b/g/nに対応していて、CISCOのAironetより安い値段の5万円以下で手に入れることができます。
同時接続数は、5GzH、2.4GHz帯ともに50台までで、中規模の環境にも対応できる無線LANアクセスポイント。設定のためのGUIが完備されていて、日本の企業のためドキュメンテーションやヘルプが充実してそうです。
アマゾン評価は4.3 (7人)、価格.comでは4.75(4人)と、評価が高いため、市販向けの商品ではベストバイです。
安さとac規格を求めるのであれば、I-Oデータ WHG-AC1750AL
通信規格acに対応していて、かつ、値段が2万円を切るモデルにI-0データ WHG-AC1750Lがあります。
同時接続数等は不明ですが、通信規格は全てのac/n/a/g/bに対応しており、なんといってもとにかく安いのがこの機種のいいところ。中規模とまではいかないが、いままでの無線LANアクセスポイントでは物足りない場合におすすめです。
ハイエンドモデルに、2万5千円前後のWHG-AC1750Aがある。
販売は終了。しかし、並行輸入品等で入手可能な掘り出し物 CISCO WAP4410N
生産は中止されているのですが、Amazonで並行輸入品として入手可能なCISCO WAP4410Nがあります。CISCOの製品でありますが、設定の仕方が書かれているブログがあったりと、機械が苦手の方にも扱いやすい商品となっています。
通信規格はa/b/g/nに対応しており、もともとビジネスユースの製品であるのでそこそこの規模と安定感を兼ね備えていることが考えれます。
値段も2万円しない無線LANアクセスポイントなので、業務用である点を考慮するとI-OデータのWHG-AC1750ALより掘り出し物です。Amazonでぽちってみてはいかがでしょうか。
中規模無線LANアクセスポイントを3つの軸でまとめてみました
CISCO Aironet 1600 | YAMAHA WLX302 | I-Oデータ WHG-AC1750AL | CISCO WAP4410N | |
---|---|---|---|---|
価格帯 | 5万〜7万円ほど | 5万円以下 | 2万5千円前後 | 2万円以下 |
スペックや機能 | a/b/g/n | a/b/g/n | ac/n/a/b/c | a/b/g/n |
使用感・レビュー | 情報不足・業務用 | Good!いい感じ | とにかく安い | 掘り出し物 |
調査した総合的な判断としては、サポート、使いやすさ、機能が良いYAMAHAのWLX302が一番のおすすめです。
無線LANアクセスポイントは一度購入したら数年使用するものであるので、使いやすくかついいものを買うのが良いと個人的に思います。したがって、CISCOの業務用のしっかりしたものを購入するのも良いかもしれません。
参考にしたサイト
2016年1月14日現在の調査結果です。
調査した結果をまとめたものなので内容が正しいとは限りません。
ご自身の判断により最終的なご購入をお願いします。